2004年7月以来の更新です。なんだかいろいろ忙しくなって、忘れてしまいましたが、久しぶりに見るといくつかコメントもいただいているじゃないですか。本当にすみません。いまさらですが、また来てください。
私は相変わらずコーチ道?に邁進中です。今は関東にある都道府県のU-12の技術委員をやっています。昨年(2005年)はけっこう忙しく、埼玉国際大会という関東近県を中心とした都県のU-12代表が集まる大会や関東選抜大会にコーチとして参加したりして、どっぷりとサッカーにつかっていました。
しかし、やればやるほどコーチは難しく、反省ばかりです。まあ、「答え」がないから楽しいのでしょうが。都道府県のトレセンをやっていると、いろいろなコーチや先生の指導や考え方を知ることができます。優秀なコーチがやるトレーニングはやはり子供たちが生き生きと楽しく、真剣にやるというものになりますし、駄目なコーチのトレーニングは覇気のないつまらないものになります。コーチの役割は「モチベーター(やる気を引き出す人)」だなと最近思います。
Jリーグでは審判の質がいつも話題にのぼっているけれど、少年サッカーでもそれは同じ。特に、サッカー経験のないお父さんが4級審判の講習を1日受けて、それだけで権威を振りかざすということも多いから、事態はもっと悲惨です。誤審というのは、子供たちの心に深く傷を残します。もちろん人間だからミスをするのは当たり前だけど、それにしても真剣に、それこそ全力を尽くしてプレーしている子供たちに対して、あまりにも失礼なジャッジが多すぎます。子供だからと甘くみているのかもしれないけれど、妥協を知らない子供相手だからこそ、真摯にやってほしいと思います。大げさに言えば、そのときの子供の人生を左右しているのだから、それに見合うだけの勉強をするのはあたりまえのことだと思います。
逆に、ルールに忠実な審判にとって、もっと始末におえないのが、昔からサッカーをやっていて、新しいルールを知らないコーチたち。ベンチの中でのつぶやきが、父母の罵声となって響いてきます。
たとえば、キーパーチャージ。昔はゴールエリア内でのキーパーの身体への接触は反則だったのだけれど、今はフィールドプレーヤーと同じく、正当なチャージは許されています。また、アドバンテージ、ロールバックという概念を知らない人が、笛が遅いとかいったり、オフサイドのルールを知らない人が副審が旗をあげるのが遅いと怒鳴ったりしています。まあ、知らないのだからしょうがないのですが、それらの罵声は子供たちも聞いているということを忘れないようにしましょう。
とはいえ、自分のことを考えると、審判のときはミスジャッジもしますし、ベンチでアツくなり、思わず「オフサイドだろ、あれは!」とかいったりしてしまっているのでまったく言う資格はないのですが・・・。
ということで自戒の念も含め、審判法の本の紹介。基本的なルールだけでなく、どのように試合をコントロールするか、非常に参考になります。
詳細サッカーのルール審判法
ちょっと古い(2002年版)のですが、いい本です。
「サッカーレフェリーズ 」という同じ著者の最新刊もあります。よりグラフィカルな説明です。
なんだか、本ばかり紹介して、しかもアマゾンのリンクばかり貼っていて、手先のようだな・・・。
子供がサッカーを始めたのがきっかけで、サッカーコーチになった。そんな人はいっぱいいると思うけど、やってみると教えるのは難しいものです。で、そんな日々の悩みを共有できたらなあと思い、コーチングのブログを作ってみました。
いま、日本サッカー協会公認C級のコーチで、小学校4年生を主に教えています。
今の子供たちは、幼稚園のときから教えていて、成長していくのを見るのはとても楽しいのですが、しかし、この才能豊かな子供たちを自分ごときが教えていいのだろうかと悩み続け、勉強する日々を送っています。
そんな中で覚えたことや、子供たちの様子などを書いていこうと思います。
とりあえず。最近読んだ本の紹介。
昔から「インサイドキック」の蹴り方について疑問を持っていました。かなり無理なひねり方をしつつ蹴るし、予備動作が大きいため、パスの方向も読まれやすい。どうも今のひざを開いてカカトを押し出すようにして蹴る蹴り方は、あのクラマーさんが持ち込んだものらしいのだが、たとえばストイコビッチの蹴り方はインパクトの寸前までインステップキックとまったく足の軌道が変わらない。それなのに、今までの伝統的な、私自身が習ってきたやり方を子供たちに教えていいものだろうか?そんな疑問に答えている本が
「奇跡」のトレーニング 小山裕史さん著。
初動負荷理論を教える「ワールドウイング」の先生が書いた本。藤田俊哉選手も通っているらしい。彼も体に負荷がかかる従来のインサイドキックをやめた と書いてあるけど、今度注目してみよう!